【妊娠３ヶ月】つわりのピークで体重激減！？この頃のママと赤ちゃんの様子。
お腹をさすりながらはにかんで「妊娠３ヶ月なんです」なんてシーンがよくありますよね。でも実は、つわりのあるママにとって、妊娠８～11週を迎えるこの時期が一番辛いんです。何も食べられなくて体重が激減してしまう人もしばしば。今回はそんな妊娠３ヶ月頃のママと赤ちゃんの様子にスポットをあててみていきます。
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妊娠３ヶ月頃のママの様子
お腹はまだ目立ちませんが、着々と子宮は大きくなり、腸や膀胱が圧迫されて便秘や頻尿になる人もいます。つわりのある人はこの時期が恐らく一番辛く感じる時期でしょう。吐き気やむかつきで食事が進まず一時的に体重が減ってしまうこともあります。
この頃の赤ちゃん
妊娠３ヶ月の終わり、11週頃にもなると赤ちゃんの大きさは身長約８～９㎝、体重が約30ｇ程度になります。前の月と比べてずいぶん大きくなってきましたね。エコーで見ると、妊娠９週頃に頭と胴体の区別がつくようになり、10週頃にははっきり３等身だと分かるようになります。そして11週を迎える頃には少し窮屈そうにひざを曲げる様子も見え、ずいぶん赤ちゃんらしくなってきます。動きも活発で羊水の中を泳ぎまわり、胃や腎臓などの臓器も働き始めます。原始的な皮膚感覚も生まれてきます。この頃にはママの身体の胎盤の準備も整ってくるため、へその緒を通じての栄養の供給が始まります。
食べられなくても赤ちゃんに影響はない？
つわりが酷くて満足に食べられない日が続くと「赤ちゃんの栄養は足りているかな？」とママは不安になってしまいますよね。でもこの時期はまだママの身体に蓄えられている栄養で十分賄うことができます。どうしてもつわりのきつい時は無理に食べようとせず、食べられるものだけでいいのでなるべく体力を落とさないように気をつけましょう。あまり栄養バランスは気にせず、食べたいものを食べても大丈夫です。
つわりが酷い場合はすぐに受診を！
つわりの原因はまだ明確には特定されていませんが、受精卵の発育のために子宮の絨毛という組織から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が原因ではないかと言われています。このhCGが脳内の嘔吐中枢を刺激することで吐き気や嘔吐が起こるのではないかとする説です。このホルモンの分泌量は妊娠13～14週には下がってくるので、その頃にはつわりも落ち着くことが多いようです。
食が進まず一時的に体重が減ってしまってもあまり深刻にならずに少しずつ食べたいものを食べていけば良いですが、水分も受け付けないほどに吐き気が酷い場合は「妊娠悪阻」といい、これは治療の対象になります。点滴などの処置が必要なため早めに検診日がまだ先でも早めに受診するようにしましょう。
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この時期に気をつけたいこと
この時期は前月に引き続き、赤ちゃんの重要な部分が作られている時期です。人によってはつわりがきつく、起きているだけでも辛い場合もあります。仕事をしている人は通勤時間をずらし満員電車を避けたり、こまめに休憩を挟むなど、なるべく無理のないように生活してください。急に症状が悪化したときなどのために自分の仕事でマニュアル化できるものはしておき、引き継ぎや交代にも対応しやすくしておくと良いでしょう。
流産の心配もまだまだ去ってはいません。身体を冷やさないようにし、先の細い靴やピンヒールは避けましょう。疲れたら安静にすることを心がけ、少量でも出血があれば医師に相談するようにしましょう。
恐らく働くママには一番辛い時期だと思います。「妊娠は病気じゃないのに大げさだ」なんて心無い言葉をいう人もいますが、お腹の赤ちゃんが元気に育ってくれることが第一です。思い悩んでストレスをためてしまわないように気をつけて過ごしましょう。
