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【30代後半】高年初産に臨むママが知っておきたいリスクの話。

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晩婚化や女性の社会進出が進み、30代後半で初産に臨むママが増えてきています。高年初産を考える際、そのリスクについて、しっかり理解をしておくことが大切です。

今回は高年初産のメリット・デメリットについてみていきましょう。

ー*-*-目次ー*-*-

 

高年初産と高齢出産の違いは?

現代の日本では年々初産の年齢が上がっており、昭和50年と平成21年で比較すると、その平均年齢は4歳も上昇しています。30代での出産はもはや当たり前。最近では40代での出産も増えてきています。

昔は30歳以上での出産を高齢出産と呼び、ハイリスクだと位置づけられていました。しかし医療技術や産科医学の進歩により安全に出産できるようになり、あまりこの用語は使われなくなりました。代わりに今では35歳以上の初産のことを高年初産と呼ぶようになっています。

高年初産のリスクって?

高年初産となると、やはり20代と同じようにとはいきません。年齢が高くなればなるほど流産や早産、妊娠高血圧症候群になりやすくなり、妊娠・出産のリスクが高くなるのは事実です。他にも分娩時間が長くなりやすかったり、子宮筋腫など女性特有の持病を抱えていたりする確率も高くなるのです。

気をつけたい生活習慣病

そして高年初産に臨むママが最も注意したいのは生活習慣病です。一般的にも年齢が高くなると高血圧、糖尿病、高脂血症などの発症率があがります。ここに妊娠という負荷が加わることで、より発症の可能性が高くなってしまうのです。

染色体異常の危険性は?

高年初産では胎児の染色体異常の危険性も高くなります。良く知られているのはダウン症ですが、これは体細胞の21番染色体が1本余分に存在することで発症するといわれています。ダウン症の赤ちゃんが生まれる確率が20代では1000人に1人の割合なのに対し、30代では400~700人に1人と約2倍にまで上がってしまいます。さらに40歳以上の出産では100人に1人と、20代の頃の約10倍の確率になってしまうことがわかっています。

出生前診断、受ける・受けない?

出生前診断とは胎児の先天的病気を調べる検査のことです。高年初産の場合、赤ちゃんの染色体異常が特に心配されます。出生前診断では染色体異常はもちろん、他に先天的な病気を持っていないかどうか、赤ちゃんがお腹にいる間に調べることができるのです。

羊水検査でわかることは?

出生前診断には超音波画像診断や母体血清マーカー検査などもありますが、最も代表的なものは羊水検査です。羊水検査とは羊水に混ざっている赤ちゃんの皮膚や細胞などの代謝物を取り出して検査をするものです。大きな染色体異常についてはこの検査で分かりますが、小さな異常や遺伝子異常まではわかりません。検査自体にも流産等のリスクを伴うので、受けるか受けないかは夫婦や家族でしっかり話し合って決める必要があります。詳しい検査内容は今回は割愛します。

 

気にし過ぎも良くない?

リスクを正しく知っておくことは重要ですが、そればかりに気を取られているとストレスになります。高年初産でも多くのママたちが元気な赤ちゃんを出産しています。医師の指示をきちんと守り、休息を十分にとり、リラックスした状態で妊娠生活を送れるようにすることが大切です。

高年初産のメリットは?

年齢が高いことは悪いことばかりではなく、良い面ももちろんあります。若い人よりも精神的にも経済的にも余裕を持って妊娠生活や育児に臨めるというのもその一つです。社会で様々な経験をして人間的に成熟しているので医師や助産師の話への理解も早く、周囲ともいい関係を築いていきやすいといわれています。

 

高年初産に臨む際は妊婦検診をしっかり受け、医師の指導を守り、リラックスしてストレスをためない生活を心がけることが大切なんですね。

 

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